成分×美肌の学び
美容成分と美肌のしくみ|エステ向け成分アカデミー
第9回 なぜ今、お肌に「発酵」が必要なのか?~ 生命のちからを醸すスキンケア
私たちの健やかな食生活を支えてきた「発酵」。
味噌や醤油、甘酒といった日本伝統の知恵は、今や「発酵美容」として世界中の美を愛する人から熱い注目を集めています。
エグランティエの「ファーマストリーシリーズ」、その進化系である「キレイシリーズ」。
これらすべての製品の土台(ベース)には、選び抜かれた「発酵成分」が息づいています。
最新の美容理論に基づいたヒト幹細胞培養液やエクソソームを語る前に、まずはこの「発酵」によって引き出される、生命の豊かなちからについてお話させてください。
そもそも「発酵」とは何か?
「発酵」と「腐敗」の違いはどこにあるか。
どちらも微生物の働きによる変化ですが、人間にとって有益な働きをするものが「発酵」と呼ばれます。
この発酵という知恵を美容の世界に応用すると、お肌を健やかに導く天然の素材に乳酸菌や酵母などの微生物を作用させ、じっくりと時間をかけて熟成させる手法になります。この過程で、素材本来の成分が微生物によって分解され、さらに美しさの質を高める格別な美容成分へと生まれ変わります。
私たちが発酵にこだわるのは、それが人工的な合成成分では決して真似できない、自然が生み出す「生命の豊かなちから」が宿っているからです。
≪発酵美容の効果①―成分の「分子化」と圧倒的な浸透力≫
どれほど高価ですばらしい成分であっても、角質層の隙間よりも分子が大きければ、中まで浸透することはできません。
発酵の過程で、微生物は素材の成分をひとつひとつお肌にスッと溶け込む「微細な粒子(低分子)」へと分解してくれます。
この発酵における低分子化が、エグランティエ特有の「吸い込まれるようななじみの良さ」の秘密です。
≪発酵美容の効果②—新たな成分の生成≫
微生物が代謝を繰り返す過程で、元の素材には存在しなかった、あるいはごくわずかしか含まれていなかった「アミノ酸」「ビタミン」「多糖類」「有機酸」といった有用成分が、新しく作り出されます。
いわば、素材のポテンシャルを何倍にも引き上げる「天然の濃縮作業」。
化学的に一つの成分を合成するのとは違い、発酵は多種多様な有用成分が複雑に絡み合った状態で生まれます。
この多様性こそが、お肌に届いたときに単一の成分では成し得ない多角的で深いアプローチを可能にします。
≪発酵美容の効果③—肌フローラとバリア機能をサポート≫
これまでにお伝えしてきたように、私たちの肌表面には目に見えない皮膚常在菌の集まりである「肌フローラ」が存在しています。
健やかなお肌とは、この肌フローラのバランスが整い、善玉菌である「美肌菌」が活発に働いている状態です。
しかし、敏感肌や揺らぎやすいお肌の方は、肌フローラのバランスが乱れ、美肌菌の活動が停滞しがちです。
そこで大きな助けとなるのが、美肌菌にとって「最良の栄養源」となる発酵成分です。
外から一時的に補うのではなく、発酵の力で「菌バランス」を整えること。
それこそが、お肌が自ら健やかになろうとする力を内側から育み、揺らぎに負けない強さを支えてくれるのです。
あらゆる肌質の方、そして何より守りのケアに徹しがちな敏感肌の方に、発酵の力が大きな味方となる理由です。
≪発酵美容の効果④—古い角質を解きほぐす柔軟効果≫
お肌がゴワついたり、スキンケアがなじみにくく感じたりするのは、役目を終えた古い角質がとどまり、硬くなっているサインかも知れません。
発酵の過程で生成される天然の有機酸には、お肌を硬くさせている古い角質の重なりを優しく解きほぐす働きがあります。
ピーリングのように、物理的な力で剥がすのではなく、あくまでもお肌の自然なサイクルに寄り添いながらお肌を柔らかく整えていきます。柔軟になったお肌は、ターンオーバーも正常化し、スキンケアの効果を高めます。
最新サイエンスを受け入れる「豊かな土壌」へ
エグランティエ キレイシリーズには、最新成分である「ヒト幹細胞培養液」と「エクソソーム」が贅沢に配合されています。
これらの「攻め」の成分が、その真価を100%発揮するためには、受け皿となるお肌が柔らかく、潤いに満ちた「豊かな土壌」でなければなりません。
ファーマストリーの発酵成分がすべてを整え、そこにキレイのサイエンスが加わる。
この重なりは、お肌への負担を最小限に抑えつつ、最大限の結果を引き出すための「計算された誠実さ」です。
